先日、定ニャンの会さんにお願いして
温泉地の猫TNRのための捕獲に同行させていただいた母さん
「暖かい格好で来て下さいね」
定ニャンの会 代表のTさんにそう言われていたんですが
母さん、うかつだった!!
温泉地に到着し車を降りたら
さむ〜〜っ
Tさんが予備で持っていたダウンをお借りした(汗)
「こんな寒くて猫たちは現れるのだろうか」
いたいた!! |
今回は3匹の捕獲
次々現れる猫たちを見て
「しろちゃんは避妊終わってるし、あ!あの子も終わってる」
そう話すTさんとメンバーさん
母さん、その会話に合わせあっちこっち見ていたら
目が回ってきた!!
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この温泉地にいる、猫たちほとんどが
定ニャンの会さんでTNRしています
2年間で避妊去勢した猫さんは
メス41匹
オス20匹
捕獲し譲渡した子猫
69匹
成猫譲渡
6匹
(現在も保護中の猫さん10匹がいます)
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このエリアでお目当ての猫さんが現れたので
とりあえず捕獲器を設置
焼きさんまの香りで捕獲器に誘導します |
設置が終わると
「じゃあ、次のエリアに行きます」と
車に乗って移動しました
このエリアでは車のエンジン音を聞きつけて
沢山の猫さんが集まってきました
確認できただけでも9匹の猫さんが待ってました |
「みんな、お腹すいてるの」そう話すTさん
猫たちがごはんを食べている間に捕獲の準備です
ふと横目に見ると
また、違う猫さんがやってきた
このエリアではめずらしい茶トラ系 |
この猫さんを見てTさんの表情が険しくなった
「この子、見た事がない・・・」
まさか誰かが捨てていった?
最近は定ニャンの会さんの見回りと厳しい目
(怪しい車はナンバー控えます)
理解ある地域の方の監視で
捨て猫も減ったと聞いていたのに・・・
不安がよぎります
新入りのためか、みんなの所でごはんが食べれず、かなりお腹がすいていたよう。 唸り警戒しながらもガツガツ食べ始めた! |
そんなことを話していたら
「捕まえた!!」というメンバーさんの声が!
「うんうん、怖いね。ごめんね」捕獲され暴れ回る猫さんに話しかけるTさんとメンバーさん |
どの猫が入るかわからない捕獲器は使用せず
メンバーさんお手製の網での捕獲です
メンバーさん、このあとも網で1匹、捕獲しました(すごい・・・)
そのためか、寒い寒いと震える母さんをよそに
暑い暑いというメンバーさん!
猫たちを想う気持ちも熱い定ニャンの会さんです
「そろそろ入ってるかな?」そう言って向ったのは
捕獲器を設置した場所
入ってる!!「まえこのお父さんだ!」※まえことは→ぽち |
その場でキャリーに移すことになり、3人がかりで挑みました
順調と思われていた、その時!!
一瞬、まえこのお父さんと目が合った!!
その瞬間
母さんが着ていたダウンの袖を足場に
まえこのお父さん逃亡!
一部始終を見ていた猫さん |
うわ・・・お借りしたダウンが破けた
猫ってすごい・・・
唖然とし立ち直れない母さんをよそに
Tさんとメンバーさんは次の場所に向う準備
(まえこのお父さんは次回リベンジです)
決して後ろは振り向かない行動派の定ニャンの会さんです
次のお目当てはミミくん
ミミくんは治療と去勢が必要な猫さんです
温泉が流れるパイプで暖をとるミミくん。 |
注:ミミくんなのか確認のためフラッシュ撮影しています |
ミミくん、引っ掻き傷が痛々しい
ミミくんは警戒心が強く
背後から網で狙うもなかなか捕まらない
ダメもとで捕獲器を設置
ブルーシートで覆っているのが捕獲器。それを見守り「お願い!入って!」と祈るメンバーさん |
ガシャーン!!捕獲器の扉が閉まった瞬間
「入ったぁぁぁあああーーー!!」
メンバーさんの雄叫びが響き渡ります
メンバーさん、自分で自分の声に驚き手で口を塞ぐ(笑)
そこに思わぬ来客
キタキツネさん登場 |
猫さんのごはんが気になる・・・お山にお帰り、キツネさん |
定ニャンの会さんや一部常識的な餌やりさんは
紙皿を使用しキャットフードやお水をあげています
そして、猫たちが食べ終えるのを見届けて
紙皿を回収し持ち帰ります
道路に残飯を撒いたりすれば
野生動物が集まってくる
それに道路が汚れれば「野良猫がいるからだ!」と
猫が肩身の狭い思いをするし
猫嫌いな人がもっと猫嫌いになっちゃう
それから、ちくわやザンギ(からあげ)海老フライのしっぽ・・・
あげちゃう方いるんです、しかも地面に直接
ちくわを頬張る もときち。塩分とりすぎだよ |
でも、母さんここで矛盾が生じる・・・
たとえば、このもときち
去勢済みの状態で突如現れ、やけに人慣れしてたことを思うと
元飼い猫
もときちのような猫はこうやってごはんをもらわないと
生きてはいけないのではないかと
たとえ、それが塩分たっぷりのごはんでも・・・
ただでさえ、北海道の冬は厳しい
生粋の野良であっても
食べ物の調達は難しくなると思います
このちくわをあげた方も、きっと
食べれない猫を想ってのことだと思います
でも、ごはんをあげる時はせめて容器を使ってほしい
そして、ゴミは持ち帰り
糞があれば、1つでも2つでもいいから持ち帰って処分してほしい
ちくわはやめてキャットフードにしてほしい
色んな事が頭を駆け巡りました
この写真は今年3月のもときち。観光客に撫でられ甘えてました |
「もうわかったよ^^」と言っても、いつまでも人間に甘えてた
あの人懐こい、もときちが
8ヶ月の間にちくわを頬張り、人間を警戒する猫になった
大きな猫だったのに、すっかり小さくなった
野良の寿命は短いというが
こういうことなのかとショックを受けた・・・
こんな猫たちを長い間みてきた定ニャンの会さん
活動が少しずつ理解されたとはいえ
どれほどのご苦労があったのでしょうか・・・
今回、捕獲した猫たちも無事去勢し治療ができたとのことです
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こんにちは!何時も保護活動をこうして拝見していますが頭が上がらないほど感謝の気持ちで一杯になります!
返信削除うちにも里親募集で譲り受けた猫より前に来ている野良さんがいますが一時期家の中まで入って来るようになって
保護してあげようと思っていたら暫くして人を警戒するようになってしまったのでこれは他の場所で嫌な事をされたんだな
と感じました。今でも機会があれば家の猫にしてあげたいですが縁側のところでしか食べてくれなくなってしまったので
ちょっと悲しいですね(涙)でも、網戸をがりがり引っかいて合図をくれるのでそれが毎日楽しみなのですw
もうその野良さんと5年位の付き合いです(笑)飼っている猫とは網戸越しの挨拶をしていますw
もうあなたの投稿から一年半近くになりますが、気になったので少しだけ。
削除ノラを家に入れて、そのとたん、その後。まったく来なくなったことがあります。家の中に入れるのには、充分な注意が必要みたいです。
涙がでてくる…
返信削除最後まで読むだけでも辛いお話でした…が、知らなければいけないことですよね。
返信削除北海道の寒波のニュースを見るたびに、寒い土地での野良たちが心配になります。
これから活動が更に厳しくなる季節ですが、母さんも定ニャンの会のみなさんも、お体にはお気をつけてくださいね。
私が仕事で行ってる所にも野良さんがたくさんいます。近所のペットショップ(生体販売は一切しない!)のご主人が子猫の保護、里親探しやTNR をしておられます。そのご主人の協力のもと、私も5にゃんの里親探しでみんにゃ優しい暖かい家族に迎えていただけました。
返信削除今は1にゃんですが、お店のご主人が保護したでんすけ君によく似た黒猫の女の子の里親探しのお手伝いをしています。ご主人とも、これからもっと厳しい寒さが来る前に保護して暖かいお家を探してあげたいと。この黒猫ちゃんにも優しい家族が見つかるよう、頑張ります!
もときち君みたいな飼い猫だった子には北海道の寒さはつらいですね。もときち君を保護して新しい飼い主さんを見つけてあげることはできないんでしょうか。
返信削除コメントありがとうございます。もときちのみならず猫が外で生活するのは、厳しいことだと思います。先日、父さんともときちに会いに行ってきましたが、できれば連れて帰りたかったです。もときち以外にも保護したい子が沢山います。でんすけの母猫もそうですし近所の野良猫も保護したい気持ちがありましたが、今いるうちの子のこと、里親さんがみつからない場合を考えるとできませんでした。個人の枠を超えて保護するのは危険だからです。定ニャンの会さんも全部の猫たちを保護したい気持ちがあると思います。でも保護できる数には限界がある・・・避妊後リターンする猫たちが走り去る姿をどんな気持ちで見送ってきたのだろう、もときちを撫でながらそう思いました。
削除そうですね。もときち君だけを特別に保護するのは無理だとわかってたんですが、快適な家猫からひとりで外に放り出されて観光客に僕を家族にしてよと必死で甘えるもときち君を見ていたら書かずにはいられませんでした。わさびちゃんママのつらい気持ちも考えずに勝手な事を書き込んでしまい本当にごめんなさい。
削除勝手なことと思ってません^^もときちの事を気にしてくださって、ありがとうございます!もときちや外で頑張る猫たちを見て、そう思ってしまうのは当然ですし、そう思って下さる方がいるからこそ外猫も生きていけてるんだと思ってます。私もいつか、もときちを保護できたらいいなとそう思ってしまいます。
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